残業代70-80%程度削減、全社員が経営に参画
- 企業名
- 株式会社イタリアンイノベーションクッチーナ
- 利用開始月
- 2024年09月
- 店舗規模
- 11店舗〜30店舗

導入効果
- 70-80%程度削減残業代
- 1日ごと利益状況を把握
- どこでも売上確認(従来は店舗PC)
株式会社イタリアンイノベーションクッチーナは、FLAROの導入によって残業代を70-80%程度削減し、全社員が店舗の数字を意識する組織づくりを進めています。今回は、同社の取締役常務 佐藤智章さんに、導入の経緯と効果を伺いました。
株式会社イタリアンイノベーションクッチーナについて

株式会社イタリアンイノベーションクッチーナは、「食」を通じて人々や地域を笑顔にし、活力を与える存在でありたいという思いを基盤に、関東を中心に多店舗展開を行う飲食企業です。
同社は「Italian Bar’R TOSCANA」「スパゲッティ専門店 とすかーな」「TOKYO MEAT 酒場」などの多彩なブランドを展開しています。健康的で旬の食材にこだわった料理で、お客様の心と体の両方を満たす店舗運営を行っています。
導入前の課題|現場に数字の感覚が根付かない
結果論でしか数字を見られなかった店舗
取締役常務の佐藤智章さんは、導入前の課題について率直に語ってくれました。
「店長やスタッフは、お客様への接客や料理のクオリティには非常に熱心に取り組むのですが、『今日何人働いたら一日いくら人件費がかかって、今日これだけ売上があったから利益がこれくらい』といった数字の感覚が全然ありませんでした。結果論の数字でしか物事を見れていない状態だったんです」
店舗のパソコンでしか売上を確認できなかった
この状況が生まれた背景には、システムの制約がありました。
「以前使っていたシステムは、ID管理のため店舗のパソコンでしかスタッフが売上を見ることができませんでした。そのため、スタッフが売上管理に参加できない状況でした」
加えて、労務管理も紙ベースで処理されており、「入退社や各種申請が紙ベースでしたので、かなりの業務負担がありました」という状況でした。
本部と店舗をつなぐリアルタイム管理を求めて
佐藤さんが重視していたのは、単なる効率化だけではありませんでした。特に求めていたのは、デイリーでの可視化、様々な端末からのアクセス、そして他システムとの連携性でした。
「今になって思うと、これが一番良くなかったと思います。店舗では月一回レベルでしか数字を確認しておらず、しかも本部からの情報を待つという受動的な姿勢をとらざるを得ませんでした」
この課題を解決するため、同社はシステム刷新を決断しました。
FLARO選定の理由|決め手は「人柄」と「柔軟性」
FLARO導入の際は「最終的に二社で悩んだのですが、正直に言うと連携性だけで比較すれば、もう一つの候補の方が優れていた部分もありました」と佐藤さんは語ります。
それでも最終的にFLAROを選んだ理由について、佐藤さんは率直に説明します。
「サポート担当者のお人柄、そしてサポート体制への信頼が決め手でした。FLAROは常にアップデートしていこうという姿勢が感じられ、システムに対して柔軟性を持っているイメージがありました。比較検討してFLAROに決めました。」
導入のプロセス|「意義の共有」が生み出した現場の変化
導入プロセスにおける本部側の負担について、佐藤さんは「そんなに大変でもなかった」と振り返ります。しかし、現場レベルでは異なる反応がありました。
「現場のスタッフは、当初『やらなくてもよい仕事が増えた』という印象を持った店長もいました」
この課題を乗り越えるために同社が重視したのは、FLARO導入の意義をしっかりと説明することでした。
「FLAROをこういう意義で導入しているということを説明し、FLARO側にも何回もミーティングを開いていただきました。その結果、みんなが数字に興味を持ち始めてくれて、日々こういうことを考える必要があるんだと理解してからは、数字管理を楽しんで取り組んでくれるようになりました」

活用している機能|見やすいダッシュボードとスマホ対応
現在最も評価している機能について聞くと、佐藤さんは次のように答えました。
「使ってみて、一番良いのは画面の見やすさです。私はパソコンを使いますが、スタッフはスマートフォンで非常に見やすいと言っています」
特にダッシュボード機能については高く評価しています。
「KPIの一覧画面が非常に分かりやすく、優れていると思います。ダッシュボードの視認性が素晴らしいですね」
佐藤さん自身も「ほぼ毎日」ダッシュボードを確認しています。「売上と合わせて日時も確認しています」と語るように、日常的にデータをチェックする習慣が根付いています。
導入の効果|残業代70-80%削減と業務の効率化
労働時間への意識が高まり、残業代を削減
FLAROの導入効果は、数値面で明確に現れています。最も印象的な成果について、佐藤さんは次のように説明します。
「実際、人件費に対する意識、特に労働時間への意識が大幅に向上したと思います。FLAROは画面が見やすいので、『残業時間がオーバーしそうだ』ということを本部が把握し、適切に指導できるようになりました。その結果、残業代は70-80%程度削減できました」
帳票出力の手間がなくなった
業務効率化の面でも大きな改善が見られました。
「帳票を出力するのが非常に早くて助かります。以前は一回ずつダウンロードしなければならなかったのですが、それが不要になりました」
どこでも数字を確認でき、改善のスピードが向上
さらに重要なのは、リアルタイムでの意思決定が可能になったことです。
「帰りの電車で『今日の売上はいくらだった?』と確認できるので、どこでも見ることができます。それだけでも大きな違いです。今までは自分のパソコンに戻って、以前のシステムを開いて確認する必要がありましたが、今はどこでも確認できます」
マネージャー目線での価値について、佐藤さんはこう語ります。
「営業管理の本部目線で言うと、マネージャーとして非常に楽になったと思います。画面上で全てが分かりやすく表示されるので、各種データの入力が適切に行われていれば、日々の利益状況がすぐに把握でき、月末にはすぐに着地予想が分かります。そのため、改善のスピードも格段に向上しました」
今後に向けて|全社員の経営参画が本当の競争力になる

(写真は左から株式会社flaro代表安部修平、株式会社イタリアンイノベーションクッチーナ代表取締役社長 青木 秀一氏)
佐藤さんは、同様の課題を抱える飲食企業の経営者に向けて、力強いメッセージを送ります。
「人件費や経費といった数値は全て上昇し続けています。これを私たちだけ、あるいは上層部の幹部やマネージャーだけで調整することは絶対に不可能です」
そして、全社員の意識改革の必要性について、こう続けます。
「社員、店長だけとかじゃなくて、全社員、全アルバイト、全てが自分たちの店舗の数値ってこうなってるんだなって、ここをこうやったらこんな風に数字が変わっていくんだなっていうのは理解していかないといけないと思うし」
FLAROの価値について、佐藤さんは明確な見解を示します。
「そういう意味ではやっぱりFLAROさんの、誰でも見れるとか、どこでも見れるっていう状態はすごく良いなっていう、そうするべきだなとは思いますね。しないといけないと思います」
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